Stranger Ville編③
ホラー騒動から一夜明け、転属後の初出動が終わってからそのまま近隣調査へ。
まずはスリップ42の真隣の墜落した飛行機をそのまんま住居にしている強者ケイヒル氏を訪ねる。
元々の機体自体の大きさはスリップ42と同じくらいのようだが、彼の住居スペースは地下である。
「隣のトレーラーパークに越してきたリーグです。どうぞよろしく。」
「勝手にしろ。ただしこの家の物には一切何も触るんじゃないぞ。」
とでも言いたそうな顔だ。
この人もこの町の秘密に何やら関係があるようなので尋問。
『町の外のクレーターには秘密研究所があると聞いたことがある。私の飛行機を墜落させた奇妙な嵐に関係していると睨んでいる。』
ほうほう、他には?
“リーグはジョージが、StrangeVille軍事基地で秘密調査員をしていることを知りました。”
彼の飛行機の墜落原因の見解と公式コミックトレーラーから察するに、ケイヒルはStrangeVille以外の軍部から調査員としてやって来た軍人(スパイ)ということでよろしいか。
それなら飛行機の下にわざわざ地下まで作って生活している理由も分からなくもない…
…けど、それって逆に目立たない?
※追記…通常、ジョージは無職の筈ですがmcccのキャリア設定で秘密調査員になってしまったようです。よりによって調査員とか…普通に職場を利用して秘密研究室の謎にやすやすと辿り着けちゃうよね。
次に向かったのはシグワース家。
昨日のご近所歓迎で庭に勝手に不審物を埋めて行った女性の家だ。
服装を見る限り彼女もどうやら軍人らしい。
コンコンコン
中に招かれると旦那がテレビを見ていて意外と話が弾んだ。
旦那の名前はディラン。妻のジェスと一人娘のクリスティがいるらしいが、この時クリスティは外出していたようだった。
「お宅も最近越してきたのか。
まだ短い期間だろうが、この町についてはどう思う?」
『秘密研究所がどうなってるのかずっと気になってる…この前の爆発から、誰も出入りしてない。』
遅れて噂のジェスがやってきた。
今は正常に戻っているらしく普通に会話ができた。奇妙な言動もない。
なるほど、君は三等兵長か。
ジェスにもこの町のことを聞いたてみたが今までに町民が言っていたことと変わらず、さして情報もない無難な事しか聞けなかった。
夫婦仲も良い様子。
「ヴァン、お前またこんなに汚れて…昨日も汚れて帰ってきたよな。」
次に向かった先は科学者達が集まるという情報センター。
情報センターという割りには小奇麗だが、大分こじんまりしている。
勤務後にこれだけ立ち寄ってさすがに疲れてきたリーグ。
胡散臭い表紙の本だが、手早く目を通して帰ろう。
『はるか昔にこの地に住んでいた民の間で、空から目も眩むような紫の光が差して、とてつもない爆発が起きたとの伝承がある。これはStrangerVilleクレーターの誕生を語っているものと考えられている。』
他の本を探そうとしてもこの歴史書以外のものが無かったので帰ろうとしたが、すぐ傍に科学者が座っていたので最後に少々軽く尋問。
『もう見たかな?この辺りの植生はすごく変わってる。関わりすぎない方が安全だとは思うけどね。』
ドヤァ…
この腹立たしい顔は科学者特有なのか?